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墨色古代花

作家名(生没年)
久米 みどり1951-
制作年
2011/平成23年
サイズ(高×径、または高×幅×奥行、cm)
22.0×57.0×48.0
作品解説
久米は、2001年より、陶による作品制作を開始し、現在まで一貫して造形表現に取り組んでいる。本作は、手びねりで成形し、削り、彩泥、呈色材等で加飾、電気窯で焼成している。ゆったりとしたフォルムと植物的、有機的な印象を与える造形感覚が、久米の表現の特徴である。本作を含む「古代花」シリーズは、陶芸のポピュラーな技術を踏まえながら、土が形態を保つ極限近くまで削ぎ落とされ、絶妙なバランスの上に成立している。危うさの中の生命感は、久米が追求する造形表現のメインテーマでもある。

掲載日 令和2年3月19日 更新日 令和2年4月30日
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