登り窯の図
- 文化勲章受章者
- 重要無形文化財「志野・瀬戸黒」保持者
- 作家名(生没年)
- 荒川 豊藏1894-1985
- 制作年
- 1975/昭和50年
- 素材・技法
- 紙本墨画・軸装
- サイズ(高×径、または高×幅×奥行、cm)
- 21.7×27.8(画のみ)
- 作品解説
- 昭和40年代末から50年代初めに豊藏は信楽、丹波、備前、萩、唐津の諸窯を訪ねて作陶し、窯場の風景を描いている。本作は「昭和乙卯春 四月十五日 斗出庵」とあり、昭和50年の作と分かる。この年の1月に唐津の西岡小次郎(小十窯)を訪ねていること、山の斜面を長く続く登り窯の様子から、唐津の小十窯を描いた可能性が考えられる。墨の滲みや擦れを生かした画風は、青木木米や富岡鉄斎を愛した豊藏らしく、文人画の趣きがある。
掲載日 令和2年3月19日
更新日 令和2年4月9日
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