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黒釉蠟抜梅花文皿

  • 重要無形文化財「鉄絵」保持者
作家名(生没年)
田村 耕一1918-1987
制作年
1962/昭和37年
サイズ(高×径、または高×幅×奥行、cm)
5.4×21.8
作品解説
田村は1960年代に「蠟抜き」「流し掛け」「浸し掛け」など釉の性質を活かした作品を多く手掛けた。本作は蠟抜きと浸し掛けの技法を併用したもの。素焼後、茶褐釉を掛けた上に蠟で梅文を描き、さらに黒釉を浸し掛けする。蠟で描いた部分が黒釉を弾くため、黒色の中に下地の茶色が梅の形に浮かび上がる。田村の描く植物文は、即興的な筆遣いが魅力であるが、釉のにじんだ柔らかな輪郭線が一層伸び伸びとした味わいを醸し出している。

掲載日 令和2年3月19日
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