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碧明耀彩曲文壺

  • 重要無形文化財「彩釉磁器」保持者
作家名(生没年)
三代 德田 八十吉1933-2009
制作年
2004/平成16年
サイズ(高×径、または高×幅×奥行、cm)
43.1×25.4
作品解説
碧明(へきめい)」は、九谷の五彩(赤、紺青、黄、緑、紫)のうち、主に紺青と緑を用いたもの。また、五彩の色の間に、無限の色を生み出だす発想から生まれた「耀彩(ようさい)」は、面相筆で70種類の上絵具を約1cm輻で塗り分け、焼成する。後に別方向から色帯を塗り重ねて再焼成することで、自然なグラデーションを生み出す。本作の器胎(きだい)には、縦に緩やかな波形の(しのぎ)が周囲を廻る。繰り返される曲線の凹凸に沿い、釉の厚みの差異から生まれる明度変化は、立体の“深さ”を強調し、「耀彩(ようさい)」に、深遠かつリズミカルな変化を与えている。

掲載日 令和2年3月19日
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