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鉄釉うず文花瓶

  • 重要無形文化財「鉄釉陶器」保持者
作家名(生没年)
清水 卯一1926-2004
制作年
1963/昭和38年
サイズ(高×径、または高×幅×奥行、cm)
24.6×35.5
作品解説
清水の柿釉(かきゆう)は赤味が強く、酸化焔(さんかえん)焼成であることを特徴とする。柿釉は、釉薬中の鉄分が酸化焔焼成によって赤く呈色したもの。本作の「うず文」は柿釉の応用技法によるもので、柿地に渦巻状に掛けた粗めの白釉の部分が、鉄分が薄くなるため黒く発色し、「うず文」を作り出している。柿釉と黒釉が斑にあらわされる技法は、清水の師であった石黒宗麿の「鷓鴣斑(しゃこはん)」のものに近い。

掲載日 令和2年3月19日
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