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藍彩壺

  • 重要無形文化財「鉄釉陶器」保持者
作家名(生没年)
石黒 宗麿1893-1968
制作年
1950年代前半/昭和29-30年頃
サイズ(高×径、または高×幅×奥行、cm)
21.0×21.3
作品解説
石黒は「鉄釉陶器」で重要無形文化財保持者の認定を受けているが、手がけた技法や様式は幅広く、中国宋代を範とした天目(てんもく)釉を探究する一方、本作のような、のびやかな器形の白化粧による作品も制作した。藍彩(らんさい)は昭和25年頃から石黒が一時期さかんに制作したもので、白化粧をした器に透明釉を施して焼成し、その上にコバルト系顔料を掛け、ロウ抜きで斑文を作り出している。ろくろ目を残した器面に白と藍の斑文が(にじ)むように広がり、石黒ならではの趣き深い表現となっている。

掲載日 令和2年3月19日
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